チベットで最も悪名高いダプチ刑務所に収監された10代、20代のチベット人尼僧14人。
彼女たちの罪は祈ったこと、歌ったこと、そして、平和と正義を求めたこと。
日々拷問に苦しむ彼女たち。
『釈放されて村に戻ったとき、家族を含め村の誰もが私が誰だか認識できませんでした。拷問で受けた傷がひどく、私の姿形は変わり果てていたのです。』
しかし、彼女たちはついに光を見出した。
現在のチベットで起こっている現実を描いた真実のストーリー。
【目次】
●歴史的背景
新たなる抵抗:抗議の時代
中国法の枠組みの中での正義
囚人と拘留者の扱い
「改革」の原理
刑務所の状況
拷問
●ダプチ刑務所の14人:歌うチベットの尼僧
投獄
自由の歌
権力と抗議
釈放そして脱出
●陽はまた登る
付録1:ダプチ刑務所の14人の横顔
付録2:歌集
A5版変形78ページ
チベット女性協会編、難民支援NGO "Dream for Children"代表亀田浩史訳